★_Top_気候風土適応住宅とは?

2020年に建築物省エネ法の全面義務化が予定されてるのをご存知ですか?

今でも公共建築や、300m2以上の住宅では「省エネ基準」への適合義務があります。それが全面義務化になると、小規模な戸建住宅であっても設計段階において「UA値(外皮性能)」と「一次消費エネルギー使用量」の二つを計算し、その数値が基準に適用していることを確認申請時に示すことが求められます。

しかしその基準だと、自然環境が豊かな地域によく建てられているような、外部環境と連続的につながった家、天井を張らずに小屋組みをそのまま見せている家、昔ながらの土壁を使った家などは、新築が難しくなり、法律によって、質の高い家づくりができなくなってしまいます。その状況を救うために作られたのが「気候風土適応住宅」という枠組みです。

「気候風土適応住宅」では、各地域の気候風土に適応した質の高い住宅については、外皮性能基準の適用を除外するという仕組みになっています。