くむんだー山梨

「くむんだー」は、国産材で出来た柱や横材を組んで楽しむ木育玩具です。日本の伝統的な木造建築のように、柱と横材とを組み合わせて、カンカン!コンコン!とクサビを打ち込むと、ジャングルジムが出来上がっていきます。ジャングルジムで遊ぶというより、組み立てる過程、解く(ほどく)過程を子どもたちに経験させることを目的としています。

日本の伝統木造建築は、木に木を差し込んで、木のパーツでとめつける「木組み」でできています。

>

木組みをするために、大工さんは、鋸やノミを使って、木に「でっぱり」を造ったり、穴をあけたりします。これを「仕口」といい、大工さんの作業場で、一本一本の木の性質を見ながら(これを「適材適所」といいます)、手加工(「これを手刻み」といいます)でします。つまり、木組みは、釘や金物を使わず、木と木を木でとめつける大きなパズルのようなものなのです。



くむんだーでは、日本の伝統木造建築のように、柱に空けた穴に、貫(ぬき)と呼ばれる横材を差し込み、クサビを打ち込んで固定していきます。「木組み」で電動工具や釘は使わないので、子どもでも大工さんと同じ方法で、安全に楽しく作業ができます。いくつも木を組み合わせて大きくしていくと、全体はとても丈夫になります。





大工さんみたいに木と木を組み上げ、木槌でくさびを固定する作業をしている子供達。かっこいいですね!

子どもたちが協力し工夫し合うことで、様々な形、大きさのジャングルジムをつくることが可能です。は出来上がったジャングルジムで遊ぶというより、他の子たちと協力しながら組み立てる過程、解く(ほどく)過程を経験することで共同作業の楽しさを知り、伝統木造建築に親しんでもらうことが「くむんだー」の目的です。