『風の塔』もしくは、森守MORIMORIの塔は
2000年10月14日までは日の出町の ごみの最終処分場予定地の森にあった。 だが、東京都によって強制的に運び出され、 今は2.8M×2.8M×7Mの大きさの鉄の枠におさめられ
倉庫に横たわっている。その重量は10トン。 引き取りの期限は過ぎている。 早く助け出さねばならないが、まだ行き場が決まっていない。
費用の問題もある。課題は多い。
みんなの知恵と力を借りたい。
処分場の危険性から日の出の運動ははじまたのだが、 ごみのことを考えていくと、水のこと、土のこと、 大気のこと、人や草や、木や虫、鳥などなど、
あらゆる命のこと、精霊のことなどに連なっていくのである。 地球環境を考えてみたとき、一番勝手なことをしているのは、 われわれ 人 である。
人の暮らし方を問い直すことが重要なことであると思う。
風の塔には、たくさんの人の協力で、 三千枚の陶板が貼られている。 思いはかたちを生む。 風の塔がいろいろな風に見えるのは、 人々の思いの力である。
風の塔の再建。急がねばならないが、 これはかたちのみの再建が目的ではなく、 思いの再建である。
風の塔が中心ではなく、人や虫や鳥や、 いろいろなものがつくる大きな輪になればと願います。 五感を解放し、世界をみつめていきたい。
あなたの協力を求めます。
2001年2月25日
まわれ 新・風の塔プロジェクト 中里絵魯洲
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