三省さん追悼の集い
●この上映会の一部を「三省さん追悼の集い」としたいと思います。
「日本のどこの川の水も、屋久島の水のように、どの川も飲めるようにしてほしい。
日本国憲法の第9条を世界の憲法第9条にして、戦争をなくしてほしい。 核兵器・原発をこの地球上からなくしてほしい。」
三省さんはこの「3つの遺言」をみんなへの置き土産にしてくれました。続いて起きた<NYテロ事件>、そして報復=戦争のシナリオに硬直してゆく国際的な軍備情勢に、もし生きていたら彼はどんな気持ちで、どんな洞察を示すだろうか…。和であるという生き方から学ぶことが、これ程大切に思われる時もありません。三省さんの置き手紙「三つの遺言/戦争をなくしてほしい」というメッセージをベースに、ビッグマウンテンから発される問題から戦争を選ばない道まで、開かれたギャザリングを持ちたいと思っています。
●三省さんと「ほびっと村」
三省さんは、日本初の「有機・無農薬八百屋」のメンバーとして、ホールアースカタログの日本版というイメージで編纂された「やさしいかくめいシリーズ」編集部の一員として、この上映会が催される「ほびっと村」の興りに関わっています。また、屋久島との出会いを著わし三省さんの代表作となる『聖老人』を出版したのは「ほびっと村」の本屋さんでした。70年安保、反戦、カウンターカルチャー、コミューン運動、そして屋久島へと続いた彼の人生にとって、「ほびっと村」はまさに所縁の場でありました。
●「追悼フィルム」作成にご協力お願いします!
今回上映される映画の監督・大重さんは、ナレーションをしてくれた撮影時の三省さんの面影や談話記録を短く編集して「追悼フィルム」を最後に追加しようと考えています。ついては、皆さんの周囲で「山尾三省さんを偲んで」という形の新聞記事、出版物などを見つけた方、「追悼」フィルムに編集したいので、是非コピー(か原版)を郵送で大重監督まで(上映会に間に合うよう、なるべく早く!)お送り下さい。
送り先=大阪市都島区中野町4-5-13-702 海プロ 大重潤一郎 tel 06-6882-5110
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