津金学校へ、会場準備に。漆喰塗りの壁はどこもがスクリーンになります。位置合わせをして、投影もばっちり。昔の教室そのままの会場。昔の重たい木の椅子と机が、みなさんの席になります。隣の部屋には、あやしげな人体模型やら、給食の配膳道具やら・・・そんなものたちを「こんなの、あったあった!」と、眺めるのも楽しいですね。
電気を消して、ルーバー式の扉を半分あけて。これがスライドを見る時の状態です。いい風が入ってきそう。
むかしの地図やら、でっかいそろばんやら・・講演会仕様にするために、ものをあっちからこっちへ・・途中で高橋さんに電話「黒板に字は書きますか?」「書きません〜」ということで、E=mc2なんて書いてあるのは、消さず、そのままに。
人体模型、歯の模型・・・けっこう理科室って、こわいものがいっぱい。今は画面を投影してみせることが多いけど、昔はモノでしたね。
6月はじめ。会場となる津金学校明治校舎に下見に来た高橋さん。明治5年に建てられた、県庁の藤村官令の指導で、大工職人が建てた美しい擬洋風建築です。2階中央の唐破風の下がベランダになっていて、涼しい風が吹き抜けます。「この講演会をするのに、もっとも相応しい場所だね」と笑顔の高橋さん。