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  2002 Hiroshima Flame Walk

2002年、「広島原爆の火」ピースウォーク in U.S.Aでは、世界各地の人々が集まって、戦争と破壊を終結させるための希望の祈りを携えて歩きます。人々が対立して戦い合うのではなく、全ての命と共に調和の中で生きることができるよう願い、歩きます。

■ アメリカでの"広島の灯WALK"
■ スケジュール 2002.1.15 - 5.12
  ■ 2002 Hiroshima Flame Walk in U.S - ENGLISH -
■ Walk schedule 2002.1.15 - 5.12
- ENGLISH -

デイリーレポート(現在作成中、一部写真のみ掲載。黄色の日付のみ閲覧可能です)
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0202

オレゴンの行進一日目は、雨も風も雪の心配もなく、最高に晴れ上がった。こんな日を体験すると、雨が続いて濡れねずみのようだった。先週のことをすっかり忘れてしまう。ポートランドからオレゴンシティまでの17マイルは、ポートランドのダウンタウンから始まり、森林地帯を越えて、オレゴンシティのアトキンソン教会までの道で、途中雪をかぶったセントヘレナ山とフック山くっきり見えた。オレゴン州を象徴する山々に迎えられると単純にうれしくなる。

今日は、新たに 5 人のネイティブ・アメリカンの方が行進に参加した。最初に立ち寄ったポートランド州立大学構内には、ロングハウスを建てる予定の敷地があり、今はまだ土と草ばかりのその地で、ダコダ族のワキンヤスカさんのお祈りが行われた。ユタとショショーニ族の血を引くタナさんの説明によると、ここで学ぶネイティブの学生達のためにロングハウスを建て、自分達の伝統を学んでほしいと。大地に膝をついて祈る姿に、胸がジワ〜ッとにじんだ。

ワキンスカヤさんは、儀式に使う聖なる品々を携帯している。鋭い爪を持つ鷲の足、それをステッキの先につけたもの。鷲の片翼、etc。 鷲は聖なる天上からのメッセンジャーでその聖なる持ち物のステッキは、メッセージをつかみとるという意味あいがあるそうだ。4つの爪を持つステッキをやや高くかかげ、玄題旗の前を歩く姿は、かなり濃いインパクトを持っている。天からのメッセージをつかもうとしながら、歩いているということなのか。そして彼もまたニューヨークまで行くという。

ピースウォークは様々な人々が行き来し、沢山の人達に巡り会って、支えられて、いろいろな気づきと恵みをもたらしてくれる。こんな言い尽くされた言葉を並べた途端、私自身この文にはうんざりしてしまうのだが、事実、こんな日々を送っている。いや、それ以上なのかもしれない。

そんな中で、ワシントン州からオレゴン州に入り、コーディネーター、サポート体制、参加者もがらりと変わった一日目であった。しかし、教会の食堂に集う食後の様子は、その空気の中に溶け合って、新しき人、古き人、おだやかな時間を共有している。

この日、教会宿泊者 32 名。皆様、有難うございました。(GEKO)