今日の朝はすごく冷え込んだ。朝7時から鶴林寺でこころの火を使ったお祈りがあり、とても感動した。一人ひとり、ろうそくにこころの火をともして祈りをささげた。初めて間近に感じたこころの火は、とてもあたたかく、やさしく、エネルギーが立ち上っていくのがわkったステキな一日の始まりとなった。
午前中はうすぐもりだった。国道沿いをひたすら歩いた。風邪をひいている人が増えていたが、今日は距離が短かったため、わりとゆっくりみんなでまとまって歩くことができた。
わたしも風邪をひきかかっていて、途中からかなり疲れてきたが、近くにいたみなさんもかなり疲れているようだったので、エネルギーを循環させようと思って手をつないだ。すると、驚くほど体が楽になり、足も痛くなくなったので、2人してすごく驚いた。そして近くにいた人たちもさそってみんなで手をつないだ。
とても楽しかった。少し小さい頃を思い出した地もして、なつかしかった。
途中、休憩のために立ち寄った公園で逆さの虹が2度出た! みんな感嘆の声を上げ、その美しさに見入っていた。わたしも公園のグラウンドにねっころがってその美しい虹を思う存分ながめた。虹が祝福してくれていると思った。その虹のそばをドラゴンの形をした雲が大きく横切っていた。周りの雲をさきうねりながら横たわるドラゴンは広島まで続いているのだろうと誰かが言った。
到着地の姫路市平和資料館の外にある平和の象徴であるモニュメントの前でサークルをつくった。そして、その日の無事をすべての人々に感謝をした。空を見上げるとちょうどわたしたちを中心にして雲が円になっていた。そても美しかった。
平和資料館の中は第2次世界大戦からベトナム戦争、日中戦争など、さまざまな写真でいっぱいだった。
銃をもってニッコリとほほえむ兵隊の写真や、手をしばられバラバラにちぎれた子供の体を持ち上げる兵隊の写真などもあり、なんともいえない気分になった。驚いたのは写真の中の顔の多くが輝いた笑顔であったということだ。どんな状況であろうと一所懸命に生きている人の顔は美しく輝いているものなのだと感動した。そのあと原爆の落ちた際の振動を体験するコーナーなどもあり、その振動の大きさに驚いたりしながら平和資料館を出た。
(しげ)
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鎌倉旅館前のサークル |